朗報です!
宝島社『大阪ミナミの貧困女子』差別出版裁判は、出版社を訴えた本訴、編集者を訴えた第二訴訟とも「敗訴」しましたが、控訴審において粘り強く書面のやりとりを行ったところ、相手側の尋問を行うことになりました。
宝島社裁判 控訴審
尋問を勝ち取る!
2024年1月25日(木)
大阪高裁大法廷 13:30~
宝島社側から2名、法廷に姿を見せます!
ということで
決起集会やります!
2023年12月12日(火)
大阪市中央会館ホール
(地下鉄長堀橋駅下車)
18時開場、18時半開始
資料代:500円
主催:宝島社「大阪ミナミの貧困女子」差別出版裁判を支援する会
連絡先:090-6766-0363 takarajimasaiban@gmail.com
宝島社裁判とは
2021年2月、宝島新書から「大阪ミナミの貧困女子」という新書が発売されました。コロナ禍で苦境に陥った「夜職」の女性たちを取材し、政治的・社会的な解決が必要だと世の中に問うために企画された出版でしたが、宝島社の「売れればよい」という編集方針のもと、「コロナ禍で値崩れした女性を買って応援しよう」という「差別本」となってしまいました。
本書の「著者」にされた村上薫さんは、このような内容での出版は良くないと考えていました。また村上さんが書いた原稿も大幅に書き直され、内容が差別的なものになっていましたので、修正を求めていたにも関わらず、最終原稿を確認しないまま出版が強行されたのです。出版の過程で担当編集者から「(出版から降りるなら)損害賠償1000万円を支払え」などの脅迫といえるような行為もありました。
そこで村上さんは本の絶版と謝罪、そして「差別本」の著者にされたことへの損害賠償を求める裁判を、2021年10月に宝島社と編集者に対して起こしたのです。
審理もろくにせず、一審は敗訴でしたが…
宝島社を訴えた裁判は2022年11月に、編集者を訴えた裁判は2023年3月に、相手側の尋問も行わないまま、メールのやり取りのみの判断で「村上さんと宝島社との間には出版の合意があった」と村上さんの訴えを退けました。メールのやり取りだけではわからない、編集者のハラスメント体質や出版社の態度等も問題とされるべきなのですが、尋問も行わない安直な裁判でした。
その後大阪高等裁判所に控訴したのですが、粘り強く裁判官を説得した結果、ついに当時の担当編集長、編集者を1月25日に裁判所大法廷で尋問することになったのです!
1月25日(木)13:30~
大法廷に結集しよう!
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