本日も大法廷に30名もの人が集まりました。宝島社側からは代理人1名が出席しています。11時半、開廷。
しばらく書類の確認が続いたのですが、裁判官がこちら側の人証申請を却下し、結審すると宣言しました。傍聴席から「ナンセンス!」という声が響きます。
なぜ人証を却下し、結審するのか?裁判官に説明を求めても「必要性がないと判断した」「総合的に決めた」…一言も理由を説明しません。弁護士から、異議を申し上げます、反対尋問にさらされておりませんと抗議があります。傍聴者の一人が、大きく異議を唱えて自主的に退廷しました。
男性編集者を別途訴えた裁判を併合審理しないことについても、理由を明らかにせよと説明を求めましたが、裁判官は「総合的に判断した」としかいいません。
傍聴人が抗議して出てゆくほど、デタラメな法廷です。
何度も代理人弁護士から異議を唱え、書記官に記録を要請します。裁判官は、和解のための協議を提案してきました。11時45分から席を設けるとのこと。
「私はここでの継続を望みます。審理は尽くされていないが、裁判官は説明責任を果たしていません!」 村上さんも立ち上がって抗議しました。
しかし裁判官らは立ち上がり、法廷は閉じられてしまいました。
閉廷後、村上さんと代理人弁護士は協議の場に赴き、支援者は弁護士居会館で集会を開きました。
本人、弁護人が不在なので、集会では参加者全員に、本日の裁判に対する怒りを訴えてもらいました。「反動的な裁判官でも、形式的に審理を尽くすケースはある。今回は門前払いに近い」「総合的判断とは、開き直っている」「審理を尽くさないで、逃げていく…国会みたいだ」「総理大臣か?」などの声も…
「あまりにも簡単すぎて腹が立つ。次のステップを闘いたい」「仲岡弁護士、村上さんがちゃんと声をあげた。
これからも闘いが続く、がんばりましょう!」と、早くも次を見すえて決意を固めています。
「若い女性ということでハラスメントをしたということを、裁判所が裁けるのか?」「立ち上がった個人の声を無視する、セカンドハラスメントだ」という批判もありました。
やがて協議を終えて、村上さんと代理人弁護士が部屋に入ってきます。支援者は拍手で迎える…村上さんがまず初めに「控訴したとしたら、皆さんついてきてくれますか?」と発言すると、大きな拍手が起こりました。
次に弁護士から、提案された和解案についての説明があります。内容はあまり口外できないのですが、こちらが求めている絶版・謝罪については、検討の余地はあるかなぁという感じだそうです。内容についてはもんでいる最中で、賠償金については今回、一切話にでてこなかったそうです。
なお次回の和解協議は、10月11日(火)、和解に応じなかった場合、判決は11月18日(金)になります。
今後のスケジュールとしては、本制作時に担当した編集者に対する損害賠償請求裁判の、第一回口頭弁論(第二訴訟と名付けることにしました)が、
10月6日(木)10:30~ 1008号法廷で行われます。
また本裁判に、携帯電話の番号を許可なく本に掲載したことは、プライバシーの損害であるとして、キュア相談所代表を原告に加える予定でしたが、これも別途提訴の手続きをとる、提訴は和解内容や判決への圧力としても使えるとのことです。
まだまだ続く闘いへの決意を新たにして、集会終了時には村上さん、そして代理人弁護士に改めて大きな拍手が送られました。
0コメント